うつ病治療にかかる期間や金額は?

うう病治療にかかる期間とは

うつ病を発症し治療を開始してから、どのくらいの期間で治療の効果が現れてくるのか気になる人も、多いのではないでしょうか。うつ病は1人1人症状が異なるため、どのくらいで良くなるとは言えない疾患です。うつ病の場合、急性期・回復期・再発予防期という3つの段階に分けられています。急性期は薬物治療と同時に十分な休養を必要とする期間です。一般的に急性期は約1ヶ月から3ヶ月ほど続きます。症状が重い場合は半年以上続くケースもあるようです。

うつ症状が出る時もあれば調子が良い日もあるという具合に、症状に波がある期間が回復期です。回復期の期間は、約4ヶ月かた6ヶ月ほど続きます。再発予防期は症状が安定している期間です。1年から2年ほど様子を見ながら薬物治療を続けます。一定の治療効果が出るまでには最低でも1ヶ月から3ヶ月、症状が感じられなくなっても1年から2年ほどは通院する必要があるでしょう。

一般的な治療法の平均相場

うつ病の治療として一般的なのが薬物治療です。薬物治療の場合、どのくらいの治療費用がかかるのでしょうか。健康保険が適用され3割負担となるケースだと、1回の通院で約3000円から6000円ほどの治療費がかかります。1ヶ月に2回通院するとなると、6000円から1万2000円ほどが平均的な相場です。年間だと約10万円ほどの費用がかかるでしょう。また医療機関に支払う金額以外にも、交通費代などが必要となるケースもあります。すぐに症状が回復するケースは少ないうつ病、長期戦と考えると治療費の負担が気になるかもしれません。実はうつ病の場合、「自立支援医療制度」によって自己負担額が基本1割となるサポートを受けられます。治療費の負担を少しでも軽減するために活用したい制度です。